介護業界でステップアップしたいあなたにおすすめの資格


自らのスキルアップやキャリアアップのために、様々な資格を取得する人が増えています。介護業界は基本的には無資格でも働くことができますが、より良い待遇や責任あるポジションにつくためには介護や福祉に関係する資格を取得することが重要です。取得の難易度が高い国家資格であればさらに効果的です。

とはいえ、中には「介護・福祉関係の資格はもう大体持っている」という方もいるでしょう。まだ取得できる資格はあるのだろうか、と不安に思われるかもしれません。そこで今回ご紹介したいのが「精神保健福祉士」という資格です。

精神保健福祉士の取得をおすすめする理由

「精神保健福祉士」ってなんだろう?聞き覚えがないな、という人も多いでしょう。もしかしたら、この記事をご覧になっている方の中には「社会福祉士の資格なら持っているけど…」という方もいらっしゃるかもしれません。精神保健福祉士の業務内容は社会福祉士と大きく変わりません。何らかの事情を持つ方からの相談を受け、適切な支援を行います。違いは、支援を行う対象です。

社会福祉士は、年代に関わらず何らかの障害を持つ、社会的弱者と呼ばれる方々が支援対象です。一方、精神保健福祉士は障害の中でも特に、精神的な障害を抱えている方への支援を行います。

「精神的な障害」と聞くと、精神科や心療内科など、病院に勤務するのだろうと考えてしまいがちですが、そんなことはありません。ストレス社会である現代は、様々な人が精神的な病や苦しみにさいなまれています。そういった方たちが罹る、精神病院や精神科やクリニックなどに勤める方ももちろんいます。しかし、それだけではありません。障碍者の相談全般に応じる相談支援事業所や、地域の保健所などに勤めることも可能です。また、精神保健福祉士を育てるための学校に勤務することもできますよ。

ストレスを抱えているのは高齢者も同様です。たとえば老人ホームなどに就職した場合は、ケアプランの作成をはじめとした生活のサポートを行います。

精神保健福祉士の数は足りていない

病院や老人ホーム等養護施設をはじめ、様々な場所で求められている精神保健福祉士ですが、現在のところ登録者が非常に少なく、需要と供給が釣り合っていない状態です。公共財団法人社会福祉振興・試験センターの発表によると、2022年1月末日現在、社会福祉士の登録者は全国で26万626人ですが、精神保健福祉士は9万4,765人と、およそ2.75倍の開きがあります。登録者数が最も少ない鳥取県では442人しかおらず、最も多い東京都ですら1万1,786人です。

今こそ、高い需要があり登録者数が少ない精神保健福祉士の資格を取得するチャンスです。

資格を取得するなら通信制大学を活用しましょう

精神保健福祉士は国家資格です。試験を受けるためにはまず、受験要件を満たす必要があります。一般的な流れとしては、厚生労働省が指定する大学で指定科目を学び、卒業することです。この場合は実務経験や養成施設に通う必要もないため、一番スムーズに国家資格の受験資格を得ることができます。とはいえ、既に働いている方の場合、もう一度大学に通い直すのは難しいですよね。既に働いている方で取得を目指すなら、時間を無駄にせず、効率的に要件を満たすためにも通信制大学の利用がおすすめです。

こちらの通信制大学は、精神保健福祉士を目指せるコースが用意されています。普段は動画の授業を受けますが、年に数回スクーリングという、通学制の学校の講義に近い形での授業が行われます。スクーリングは社会人も利用しやすいよう、土日に行われます。もちろん、実習支援も充実しているため安心して精神保健福祉士になるための勉強ができます。

精神保健福祉士になるための国家資格の難易度は?

精神保健福祉士の合格率は、約60%ほどです。年によって変動しましが、60%前後を推移しています。そんなに高くないと感じる方も多いでしょう。とはいえ、社会福祉士の合格率は30%前後です。社会福祉士と比較すると、合格率が高く見えますよね。しかし、決して簡単ではないため、しっかりと対策をしておく必要があるのです。

そのためには、通信大学の受験をしっかりと受けて、勉強をすることが一番の近道です。試験前には問題集などを使って対策も行うことをオススメします。

恐らく、社会人で精神保健福祉士を目指すにあたって一番の難関は、現在の仕事との両立でしょう。仕事をしながら勉強もする、自分の生活に必要なことも行うとなると、大変な時もあると思います。ですが、自分のやり方を見つけてしまえば難なく続けて行けるでしょう。最初は手探りかもしれませんが、うまいやり方を模索してみてください。

精神保健福祉士は、現在需要が高まっている職業です。精神保健福祉士になるために得た知識は、今働いている職場でも役に立つことでしょう。取れる資格を探している方は、ぜひ精神保健福祉士のしかく取得を検討してみてはいかがでしょうか。

最終更新日:2022年02月25日

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