最近人気の習いごと「華道」
今の世のなかにも、何とたくさんの種類の習いごとがあるのかと、驚かされる思いがあります。昔は、女性がお嫁に行く前の手習いとして数種類のものはあったものですが、今のようにこれ程多くのものは無かったものです。今の時代でいう習いというものは、お嫁に行ってから役に立つという要素のものではなく、往々にして、自分が何に興味を持って習いたいかといったものが多いようです。昔も当然のごとくあったように、華道というものに対してもそれがいえることは十分予測されるものであります。美しいものに興味があり、それを花で表現するといったことを愛でる人にとっては、やってみたい内容の一つになることは十分考えられます。
このようなものは、本人が興味を持っていればこそやれることであり、興味がないのであれば長続きすることはなく、のめり込むということもないのです。花でその時の季節感を現し、あるいは感情をも現わせるテクニックは手慣れた愛好家ともいえます。精神統一も必要とされるような静寂な場所で、打ち込める作業というものは、本人にとっても時の流れが止まったように感じられます。一心に集中して行うことで、自分の心と向き合うということにもなります。
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